当たり前に積み重ねてきたことが、「文化資本」になる

今日も薩摩会議に参加してきました。

1日目がすごく哲学的で、
2日目は現場をいろいろ見たりとかして、
いろいろ感じて。

3日目の今日も、
いろいろな視点をもらえたのかなあと思います。

参加したセッションの一つに、
「企業は文化を経営できるのか」
というセッションがありました。

これまた難しい考え方だったけれど、
私たちは資本って聞くと、
お金とか資産を思い出すじゃないですか。

だけど最近は、金額と商品だけの情報では、
いろんなことに限界があるって感じること、
ありません?

今日受けたセッションで聞いたんだけど、
物がない時代はそれでよかったんですって。
物がないから、物を売るでよかったって。

でも今、物はあふれてるじゃない。
そんな時に、物だけを売っても行き詰まる。

だから「文化資本経営」という考えがあって、
文化を売るという視点が大事だよっていう、
そんな話でした。
ざっくり言うとね。

文化って言葉だけだと、
ちょっと抽象的かもだけれど、
普段、結構「物を売るより事を売る」とかさ、
「あなたは何屋さんですか」みたいな考え方とか
してるんですよね。

誰から買うとかもそうだしさ。
実はいろんなところでこれがあって。

なんでそういう考え方をするのかっていうことを、
いつもと違う角度で確認したイメージでした。

背景を売る。
一つの物に対して、商品以上のリアリティを売る。

例えばどういうことかっていうと、
私のお客さんにお茶屋さんがいるんだけど、
お茶を売るんじゃないってことなんです。

えっ、って思うじゃないですか。

でも、お茶だけだったら世の中にいっぱいあるから、
なんでここのお茶を買うのか、
その魅力って何だろうって思った時、
実は当たり前のところに、
消費者が喜ぶ文化がたくさんあって。

畑とかね。
鹿児島の各地域で、
何年も何年もお茶を作り続けている場所が
あるわけじゃないですか。

その文化とかさ。

うちのお客さんはお茶問屋だから、一か所の畑のお茶を売ってるんじゃないんですよ。

だからこそ、
いろんなところの畑の様子や、
生産者の様子が見えるわけじゃないですか。

そこには文化があるわけですよ。
そのほとんどは、昔からあるものね。

自分たちにとって当たり前のこと。
積み重ねたこと。

そのストーリーが、
実は大事な資本なんだってこと。

それを伝えることで、
ただのお茶でなくなり、
飲む時間がより楽しみになる、

贈る時に産地の話も添えられるなど、
お客様の喜びにつながって初めて、
選ぶ理由になるんだってことでした。

文化資本を考える時に、

  • 象徴資本
  • 創造資本
  • 場所資本
  • 経済資本

この四つが、
文化資本を構成する時に必要になるそうです。

中でも印象的だったのが「場所資本」。

よく「社会資本」って言葉はあるけど、
広いじゃないですか。

これを「場所資本」って考えたら、
結構絞られるというか、
イメージが明確になるから面白い。

ただ「商品を今日売ります」
ということしか考えなかったら、
価値が増えない。
広がらない。
伝わらない。

それって、すっごくもったいない。

もう一つ面白かったのは、
これらの資本は、
もともとお金のかかっていない部分が多いってこと。

足元にある、
自分自身の価値を見直して、
相手にそれをちゃんと伝える。

これからの情報発信に、
その視点は絶対必要だなって思います。

もっとお客様の文化資本をとらえていくことが
大事なんだって思いました。

アピールは「お客様目線」の広告を作るのを
生業としてきました。

今後はそこに広報の伴奏を入れていこうとしているけど
情報を可視化して伝える価値を伝える
これが仕事です。

そんな魅力の伝え方の概念が
固まった気もしました。

まずはあなたのストーリーから。
なんつって。

今日はここまでです。
読んでくださりありがとうございます。

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