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広告のデザインを作成させていただく中で
と要望を聞くことがあります。
私もデザイナーなりたての頃は、同じように思っていました。
ただ、やはり広告で大事なことは「結果を出す」ことですよね。
そのためにまずは「伝わる」ことが一番大事です。
では、情報をたくさん載せれば伝わるの?
というと、そう単純でもありません。
伝わりやすくする為に必要なことは「情報量」ではなく「読みやすさ」だからです。
コンセプトがまとまり、わかりやすく配置すれば読みやすくなります。
結果、情報が伝わることで 「あ、これわたしのことだ。」 と思ってもらえます。
今日はそのことについてお伝えいたします。
昨年末にご相談いただいたチラシを紹介させていただきます。
中村さんは臨床工学技士の技術を、フリーランスとして提供する会社を設立。
チラシの相談に弊社へ来られました。
「人手不足で困っている病院」のお役に立ちたい。と、お仕事をはじめられました。
フリーランスの臨床工学技士は、これまでに事例がない仕事内容です。
チラシでもどんなサービスなのか見る人にスムーズに伝わることが大事です。
まず、弊社が広告を作る中でメインの手法として活用している、「A4」1枚アンケートセミナーに参加いただき「お客様目線のチラシ」について学んでいただきました。
中村さんは、とても実行力のある方で、契約している病院の方にすぐにアンケートをもらいに行かれました。
最初は、チラシに何を書けばいいだろうかと悩まれていましたが、アンケートをもとに分析することで、伝えたい情報がわかり、ご自身で原稿を作ってくださいました。
アンケートの内容は、クライアントさんへの満足がにじみ出ていて、良い仕事をされているのがとてもよく伝わりました。
それをもとに広告の原稿を作っていただきました。
とても分かりやすくまとめられていました。
ただ、情報が多いので見やすいかといえば少し難しいですね。
そこで、
などの工夫を取り入れて、デザインを調整させていただきました。
全体的に情報が多いので単純に面積を増やしたのはもちろんなのですが、いかに「伝わりやすくするか」の工夫のため、以下の対応をさせていただきました。
結果、紙面がスッキリし、必要な情報が見つけやすくなりました。
イメージもしやすくなったと思います。
ここで大切なのが、アンケートに「部門の雰囲気がよくなった」と事務長さんがおっしゃっていることです。
実際に中村さんはとても温和な方で、私自身、このアンケートでクライアントさんの言われる「人柄」に納得でした。
なので、そんな中村さんの印象が伝わるように笑顔の柔らかい写真を採用させていただきました。
もし仮に、中村さんがクールで厳しい性格の人でしたら、温和でやさしい人だとチラシで伝えても、実際にサービスしたときに「思った人柄と違う」とクレームになるかもしれません。
しかし、実際に温和な方だからこそ、チラシの色合いや雰囲気がマッチして、「伝わる力」が強くなります。
特に個人業の人たちはオーナーが商品の顔になることはよくあります。
そんな時は、自分たちの魅力を正しく伝えるためにも、お客様の客観的な感想は大事な参考になるのです。
いかがでしょうか?
アンケートにはコピーのヒントだけではなく、デザインのヒントこそがたくさんあります。
ぜひ、アンケートでコピーを並べた後は、そのコピーが伝わる工夫ができているかをみてみてください。
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